「訪問診療」と「往診」の違いは何ですか?
「訪問診療」は定期的に患者様のご自宅、施設にお伺いし、診察を行うことです。
「往診」は急な症状の変化があったときに臨時に診察を行うものです。
定期的なご訪問を通して患者様の普段の体調や薬の効き具合、療養への思い、人生観・死生観などを知るよう努めます。
これらを把握しているからこそ急な往診の際に、患者様の体質や体調、思いに沿った対応が可能になります。
こんな病気でも在宅で診てもらえるの?
訪問診療は、主に外来通院が困難な患者様を対象としていますが、重い症状の方から軽い症状の方まで様々な患者様がいらっしゃいます。
当クリニックでは基本的にはどのような症状の患者様でも診ますが、主に内科を中心とした以下のような診療を行っています。
  • 日常的な健康管理(点滴、血液検査など)
  • 認知症(問題のある行動の症状緩和、内服などでの対策)
  • 血糖測定器の管理・指導(認知症・糖尿病)
  • 骨粗しょう症(内服による薬物療法、症状への対策など)
  • 栄養の管理(点滴の管理、経管栄養管理、胃ろうの管理など
    ※中心静脈栄養管理は他の医療機関、 訪問看護ステーション等と連携して対応)
  • 排泄の管理(膀胱留意カテーテル管理)
  • 呼吸の管理(在宅酸素指導・管理)
  • 褥瘡(床ずれ)の管理・処置・がん管理、緩和ケア(在宅による疼痛管理(内服、貼布剤、坐薬)、在宅ターミナルケア)
など
お薬はどこでもらえますか?
ご家族様が薬局へ取りに行く方法と、提携先の薬局がご自宅まで配達する方法があります。
飲みやすいように袋わけや服用指導を行ってもらえる薬局もあります。
病院主治医と在宅主治医の両方に診てもらうことはできますか?
もちろんできます。
在宅主治医に診療していただき、数か月に一回病院に通院して診てもらうという方法があります。
この方法だと専門性の高い疾患の場合に、通院先の専門医の評価が受けられます。
訪問診療はどれくらいの頻度で往診されますか?
月2回隔週で往診させていただくことを想定しておりますが、患者様および患者様のご家族様とご相談させていただき、訪問頻度を決めさせていただきます。