腰痛の原因ってなんだろう?

治療を必要とするほどの腰痛をかかえていると答えた方は、日本整形外科学会の調査によると年齢が上がるにつれて増加する傾向にあります。
若年20代でも約40%に及び、高齢になるにつれて60%以上と、腰痛がないと答えた人の方が少ないという結果でした。
そんな国民病ともいわれている「腰痛」って何が原因なの?
腰痛は治したい、けれども原因ってそもそも何だろう。
今回は腰痛の原因についてのお話です。
反発されるような新事実(医学的にはすでに常識)に衝撃を受けるかもしれません。
腰痛を克服するためのヒントが必ず得られると思いますので、腰痛で悩まれている方はぜひ最後まで読んでみてください。

慢性腰痛の原因、、一番多いのは

一般的に腰痛で病院にかかると問診、診察のあとにレントゲン検査を行います。
レントゲンの写真をみながら、医師から「あなたの腰痛は~~~が原因ですね、湿布と痛み止めを出しておきますね。」と説明されて痛み止めを処方されるのが大半かなと思います。

ところが、腰痛の原因で一番多い(約8割)のは、「特発性」です。
言い換えると「原因がはっきりとわかりません」という意味です。

いやいや、
私の腰痛はレントゲンで椎間板が潰れているからなんです、、
腰椎すべり症が原因と言われました、、
若い頃から椎間板ヘルニアを指摘されてまして、、

画像の異常と腰痛が釣り合わない?

【出典】大谷晃司先生

MRI検査はレントゲン検査よりも骨、じん帯、脂肪組織や神経までより詳細に調べられる検査です。
・腰痛があるのにMRIで異常ない
反対に
・MRIでは異常あるのに腰痛をもっていない
そんなパターンが診察をしているとよく経験します。

腰痛になったことのない成人を調べたところなんと8割近くに椎間板ヘルニアがあったという報告さえあるのです。

つまり、骨や関節の構造異常が腰痛の原因とは言い切れないということです。

慢性腰痛の原因は「脳」にヒントあり

出典:NHKスペシャル

現在、腰痛の原因はDLPFC(前頭葉の一部)の異常が深く関わっていることがわかっています。
言い換えると、「腰痛は脳の一部が原因で起きている」ということです。

長年、腰が悪いから腰痛が起こるんだと考えられてきました。
数多くの医師が腰痛の原因は腰のどこに異常があるのかを研究してきました。
ところが画像では異常があっても腰痛がない方、反対に腰痛があるんだけども画像では異常がないなど、腰の構造とすべての腰痛が必ずしも関係していないことがわかってきています。
多くの腰痛は脳が原因であることがわかってきました。

長く続く腰痛は「記憶」である

腰痛の原因を解き明かすために、先端技術を使用して研究してきました。
結論としては約八割という多くの腰痛は脳が原因ということがわかってきました。

ここで勘違いしていけないのは、脳が悪いから腰痛が生じるというのとは違います。

腰痛になったきっかけで、腰痛対する恐怖や不安を持ち続けることで脳の前頭葉の一部(DLPFC)と呼ばれる部分が萎縮してきてしまうのです。

長い期間、腰がイタイイタイという状態でいることが脳の一部を萎縮させ腰痛を治りにくくさせるのです。

痛みは記憶です。
痛い痛いと長期間思い込むことで痛みは脳に記憶されて定着されていきます

腰痛を治したいという方は多くいます。
もちろんすべての腰痛の原因が脳ということではありません。
しかし、腰痛の原因の8割が特発性(原因不明)であることは、
多くの腰痛の原因が、腰痛そのものに対する恐怖や不安からくるものである可能性があるのです。

腰痛を克服するヒントは、腰痛はこわくない!と思い込むことから始まるのです。