- 2020年10月10日
「転倒予防」についてもっと考える
転倒は骨折などの原因になり、一度転倒をしてしまうと以前のように歩くことが困難になってしまいます。
転倒しないように予防することが大事と言われています。
予防するために「転倒に注意しましょう」と注意喚起で終わってしまいます。
「はい!転倒に注意します。」だけで転倒を防げていたら、この世からすでに転倒は無くなっています。
それではどうしたら転倒を予防することができるのでしょうか。
今回のテーマは「転倒しないようにするためにできること」についてです。
→結論「環境を整えること」
転倒は在宅療養を続けていくために、転倒しないように予防することが大切です。
注意喚起だけでは転倒はなかなか減っていきません。
ダイエットするぞ!と決めても三日坊主、、
勉強するぞ!と決めてもなかなか続きません、、
同じように
転倒に注意するぞ!と決めても、四六時中転倒に注意して生活できるでしょうか?
普通は無理ですよね。
それではどうしたらいいか。
それは「環境を整えること」です。
例えば、ダイエットの場合
・食べるもの(お菓子など)やジュースなどを家に置かない
・外食の誘いを一か月断る
・三食食べるものを固定する
など。
強制的にたくさん食べることができない環境を作ってしまうことです。
例えば、勉強する場合も
・誘惑から離れた環境に身を置く
(図書館や自習室に行って勉強する)
・毎日勉強する時間に人と待ち合わせする
・勉強した内容を定期的に決めた人に報告する
など。
強制的に勉強しないといけない環境を作ってしまうことです。
「転倒をしない」という
「環境を整える」
ダイエットや勉強に置き換えるとわかりやすくイメージできると思います。
人は意志で何かをコントロールできるほど、意志は強くありません。
もし毎日勉強するぞ、早起きするぞ、ダイエットするぞ、瞑想するぞ、運動を、、
これらの目標が意志だけで継続できたら、今頃悩みは何もないと思います。
しかし人間の意志は弱いもので、持続しません。
何が言いたいかと言いますと
「意志でコントロールすることはできない」ということです。
悲観することではなく、人間は本来そういうようにできていると受け入れてしまうことです。
そして同様に「転倒しないように注意しましょう」
という注意喚起、意志では転倒は予防できないのです。
転倒しないように注意する
のではなく
転倒しないように「環境を整える」
必要があります。