転倒!忘れたころにやってくる「慢性硬膜下血種」

転倒は予防が大切です。
とは言え、 リハビリを行ったり転倒しにくい環境を整えても転倒をゼロにすることは難しいです。
転倒してしまった後に、忘れたころにやってくる頭の中の出血があります。
それが「慢性硬膜下血種」です。
頭蓋内出血の一種で、治療しないとどんどん悪化します。
早めに気づいて治療すれば治ります。
転倒した後に注意して観察すべきポイントについて学んでいきましょう。

転倒から2か月くらい経ってから頭の中で出血する

「慢性硬膜下血腫」
難しい漢字がてんこ盛りです。

「慢性」とは、数か月経ってから、を意味します。
「硬膜下」とは、頭の中の脳みそを包んでいる膜(硬膜)の下という意味です。
「血種」とは、血の塊のことです

まとめると
転倒から二か月くらいして、頭の中で出血して血が溜まってしまった
それによって様々な症状が出てくる病気です。

どんな症状に注意するの?

転倒してから数週間~数か月してから頭の中で出血をきたします。

以下のような症状がみられたら慢性硬膜下血腫を疑います。

  • 頭痛
  • 意識レベルの悪化(呼びかけに反応が悪い)
  • 片麻痺(片側だけ手足動かすのが弱い)
  • 歩き方がおかしい

これらの症状がみられた場合は病院を受診すべきです。
これらは徐々に表れるというのが特徴です。
ある日突然おかしくなった
というより、ここ数日すこーし様子が変だなぁというパターンもあります。

特に注意すべき人は

頻度は10万人に1人といわれております。
高齢者には多いため在宅ではそこまで珍しくありません。

危険因子といって特に注意すべきなのは以下の方です。

  • 高齢者
  • 男性
  • 大量のアルコール飲酒
  • 脳梗塞後
  • 血液サラサラの薬を飲んでいる方(抗凝固療法)

ですので、高齢者は特に注意してみていく必要があります。

まとめ 転倒後しばらくは油断しない!

高齢者は頭をぶつけて、今は大丈夫でも、時間が経ってから出血が広がってきて症状が出ることがあります。
頭を打ったことを忘れたころに症状が出てくるので、覚えておきましょう。

もし様子がおかしくなったり、歩き方や反応がいつもとおかしいような事があった場合は
医療機関を受診するか連絡をしてください。