• 2021年6月24日
  • 2021年7月11日

コロナワクチン接種後・翌日の注意点は? 発熱がみられた場合の対応は?


コロナワクチン副反応(発熱や頭痛、倦怠感など)は、接種翌日がもっとも多くみられます。
それでは実際に、ワクチン接種した後に発熱した場合にはどういった対応をすればいいのでしょうか。
解熱剤の内服は何を飲めばいいのでしょうか?
ワクチン接種した後・翌日以降、どんなことに気をつけて生活すればいいのか。
今回はQ&A形式で回答してみました。



接種後に発熱(頭痛、倦怠感)がみられた場合は?


接種後に副反応で発熱、頭痛、倦怠感がみられることがあります。
副反応は接種翌日がもっとも多いです。
接種翌日の疑問点をQ&A形式で回答してみました。

副反応がみられるのは接種翌日がもっとも多いです。
接種部位の痛みはほぼ必発で
発熱、頭痛、倦怠感(だるさ)、関節痛などがみられることがあります。

Q. 発熱した場合はどうすればいいでしょうか?

A. 解熱鎮痛剤を内服して安静。よく休んでください。
具体的に何℃になったら内服すべきか?の回答としては、微熱や熱が出たなぁと感じたら内服することをおすすめしています。
微熱でまだ大丈夫といったときに、放っておいたら高熱になって大変だったという方もいます。
ご自身で「熱っぽい、微熱だけど普段より熱が高い、頭痛が出た」という場合には解熱鎮痛剤の内服することをためらう強い理由はありません。
補足ですが、解熱鎮痛剤がワクチンに及ぼす影響は不明です。
理論的に、ワクチンの免疫反応を鈍らせ効果を減弱する可能性も考えられる、といった考えもあるようですが明確な根拠はありません。
発熱などの症状がない場合の事前、予防的な内服は推奨されていません。



発熱がみられた場合には
ドラッグストアなどで市販されている解熱鎮痛剤を内服してください。

Q. 解熱鎮痛剤はどういった種類のものを内服すればよいのでしょうか?

A. 一般で市販されているイブ、バファリン、ナロンエース、ロキソニンSなどで問題ありません。
主な成分は、イブプロフェン、アセトアミノフェンなどが入っています。
(持病が原因で内服できるかどうか判断できない際には医師や薬剤師に確認をとってから使用するようにしてください。)
解熱鎮痛剤の予防内服(熱が出ていないのに内服すること)は推奨されていません。(ワクチンへの効果が不明なため)


Q. 接種した「部位が痛い」のですが?

A. 筋肉痛や接種した部位の痛みはほとんどの方にみられる反応です。
多くは数日で自然におさまってきます。
痛みが強い場合に解熱鎮痛剤を内服することは問題ありません。

Q. 接種した後に「頭痛」があります。

A. 頭痛もよくみられる副反応です。
頭痛も多くは数日で自然におさまってきます。
ただし、これまで経験したことのないような強い頭痛や、吐き気、意識がもうろうとするような症状が伴う場合には、副反応ではなく頭の病気(脳出血など)の可能性もあるので医療機関に相談が必要です。



接種当日は激しい運動は控えてください。
翌日以降は、体調をみながら軽い運動から再開しましょう。

Q. 接種翌日から運動しても大丈夫でしょうか?

A. 接種翌日は、軽い運動から再開してください。
接種翌日に倦怠感やだるさがみられることがあります。
激しい運動などは体調をみながら徐々に行うようにしましょう。


Q. 入浴や飲酒は問題ありませんか?

A. 入浴は接種当日、翌日も問題なく行っていただいて大丈夫です。

飲酒については、ワクチン接種前日も禁止はされていません。
しかし過度な飲酒は控えた方がいいでしょう。

ワクチン接種当日の飲酒についても禁止はされていません。
しかし同様に過度な飲酒は控えた方がいいです。
ワクチン接種後に体調を崩した場合、症状や体調がより悪化する可能性があるためです。

飲酒はなるべく控えた方がいいようです。
少なくとも過度な飲酒は控えましょう。

Q. 生活で気をつけるべきことはありますか?

A. 接種当日は激しい運動や多量の飲酒は控えましょう。

それ以外では、普段と同じ生活をしていただいて大丈夫です。
痛みや発熱が出た場合には、必要に応じて解熱鎮痛剤を内服して様子をみてください。

食事がとれない、ベットから起き上がれないなどの深刻な症状が出た場合には、医療機関に連絡をとってください。
受診すべきか迷った場合、かかりつけ医や都道府県の相談窓口などに電話をしてアドバイスをもらうこともできます。

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