• 2019年11月9日
  • 2019年11月10日

「インフルエンザ」の基本 予防対策やワクチンについて

毎年、寒くなってくるとインフルエンザが流行します。
感染が報告されるのは例年12月~3月が多いです。
地域差はありますが、ここ何年かは早まってきている印象があります。
いずれにしても早めの対策をして予防に努めていきましょう。
なにが予防対策としてできるのか?ワクチンとは?
今回はインフルエンザに関する基本的なことをまとめてみました。

できることは基本的なこと
風邪予防の対策と同じ

子供のころから、うがい手洗いをしっかりしましょう。と教わってきました。
インフルエンザの予防も風邪の予防と同じで、うがい手洗いが基本です。
うがい手洗いに関しては、特に手洗いが大切です。
電車のつり革や洋服など、触れるものすべてにウイルスがいると思ってください。
また、意外と自覚がないのですが、自分の顔を触る回数って非常に多いです。
そして、ウイルスが体内に入ること(暴露すること)、と免疫が下がった状態の条件のときに、感染してしまうのです。

免疫を下げないようにする!

免疫が下がっている状態で、ウイルスに暴露すると感染を起こしてしまいます。

免疫を下げないようにするためには、これも基本中の基本ですが

  • 十分な睡眠:疲れをためない 
  • 十分な栄養摂取:栄養不足にならない偏らない

おすすめは「こまめな水分補給」

さらに基本的な対策に追加できることとしては

「水分をこまめに飲む」

水分は基本的にお茶でも水でもいいです。
大事なことは、喉でごっくんと流し込んであげることが重要です。
水分を喉で流し込んであげると、喉や上気道にいるウイルスが水分と一緒に胃のほうへ流れ込んでくれます。
そうすると、気管のほうにウイルスが行かなくなるので、感染を予防できるのです。
もう一つのポイントは、「こまめに飲む」ということです。
具体的には15-30分に一回くらい、喉でごっくんと流し込んであげるといいと思います。

インフルエンザワクチン予防接種
そもそもワクチンってなんだろう?

さらに予防に効果的な対策としてはワクチンの接種です。

ワクチンは簡単に解説しますと、インフルエンザウイルスを体内にすこしだけ入れてあげることなのです。
ウイルスが体内に入ると(異物)
この異物をやっつけなければ!と
体の免疫機能がウイルスをやっつける武器(抗体)を作り始めます。
抗体はいわばウイルスをやっつけてくれる武器です。

インフルエンザワクチンを接種して、身体の中にこの武器を体にあらかじめ作らせておくのです。
そうすればインフルエンザの悪者が体内に入ったときにこの武器で闘ってやっつけてくれます。

インフルエンザワクチンの特に接種が推奨される人は

  • インフルエンザ合併症の高リスク群(小児、50歳以上、肺疾患、妊婦など)
  • その家族や介護者
  • 医療従事者
  • 施設の職員など

ワクチンに関しては持病によって摂取できないこともありますので主治医に確認してもらいましょう。

インフルエンザの症状は

インフルエンザの症状は

  • 急性発症の発熱
  • 筋肉痛、関節痛
  • 倦怠感
  • 乾いた咳
  • 咽頭痛
  • 鼻汁

感冒(かぜ)と同じ症状です。
ちょっと症状が重いだけです。

通常3-7日程度で自然に改善します。

高齢者のインフルエンザ感染は特に注意!

高齢者(65才以上)や入院している高齢者では要注意です。
なぜなら、二次性細菌性肺炎や脳症、横紋筋融解症などに移行するリスクが高いからです。

つまり、インフルエンザ感染をきっかけに重篤な肺炎などになってしまう危険性が高いということです。

高齢者では典型的な症状が出ないことがある

インフルエンザに感染するとさきほど挙げたような感冒(かぜ)の症状が出ます。

しかし、高齢者の場合は典型的な症状が出ないこともあります。
特に覚えておいていただきたい高齢者のインフルエンザ感染の場合の症状の特徴は

発熱の頻度が少なく、意識の変容が症状として出ることが多い

高齢者の場合のインフルエンザ感染では熱が出ないということも多いです。
意識の変容といって、いつもより認知が進んだかな?といった反応の悪さで気づくことも多いです。
ただし、認知症はゆっくりゆっくりと進行しますが、インフルエンザ感染の場合は急に反応が悪くなった、とういのが特徴です。

まとめ

インフルエンザは感冒(かぜ)の症状の重いものです。
予防がもっとも重要で、対策としては基本的なうがい手洗い、十分な栄養摂取と十分な睡眠が大切です。
水分をこまめに摂取することも予防対策には有効です。
さらにインフルエンザ予防接種をする。
ワクチンは摂取不可能な方もいますので主治医に確認が必要です。

インフルエンザに感染しないように万全の対策をしていきましょう。

  

  


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