- 2020年2月21日
コーヒー・カフェインは体にいいんですか?
朝はコーヒーを飲んでから一日がスタート、という方も多いと思います。
何気なく入った喫茶店でもコーヒー、勉強や仕事の合間にコーヒー。
普段何気なく口にしているコーヒーですが、コーヒー1杯で100㎎のカフェインを含みます。
あなたはコーヒーを毎日飲まないといられない「カフェイン依存症」になっていないでしょうか?
カフェインを摂取すると体ではどんなことが起こるか考えてみたことあるでしょうか。
今回はカフェインの効果、デメリットについてのお話です。
もてはやされているカフェインの作用
コーヒー(カフェイン)には眠気覚まし効果があることは知られています。
カフェインには眠気覚まし以外にもさまざまな効果があります。
- 覚醒作用・眠気覚まし
- 活力アップ
- 集中力アップ
- 多幸感
などの作用があることから、多くのエナジードリンクにはカフェインが含まれています。
最近ではフィットネス領域でもカフェイン摂取が勧められている記事を目にします。
代謝が上がる、トレーニング時の集中力アップ効果を狙ったカフェイン入りのサプリメントも市販されています。
医学研究でも、コーヒーの摂取が脂肪肝や肝細胞癌の発生を抑制するといった研究結果もみられています。
テレビ、雑誌でもカフェインについての効用は広く取り上げられています。
カフェイン摂取によるデメリットも
一方で、カフェインにはデメリットも多く存在します。
- 不安、焦燥感
- 不眠
- 頻脈、動悸
- 頭痛(カフェインが切れたとき)
以上のようなデメリットは見過ごせません。
カフェインの副作用は個人差が大きい
カフェインの上記のようなデメリットが出るか出ないかは、個人差が大きいです。
お酒も一杯で酔っ払ってしまう方から、何杯飲んでも全然変わらない人がいるように
カフェインにも少量で動悸などのデメリットが出てしまう方もいます。
そのような方はカフェインはなるべく控えるようにした方がいいです。
なにより「カフェイン依存」が問題!
カフェインにもデメリットがあることがわかりました。
少量のカフェインで調子悪くなる方は、カフェインを控えたほうがいいこともわかっています。
ここでもっと問題となるのは「カフェイン依存症」です。
カフェインが体に入っている状態が通常で、カフェインが体から抜けていくと調子が悪くなるような状態です。
「カフェインを摂取していないと調子が悪い」とう状態。
自分が「カフェイン依存症」になっているかどうかを見極める簡単な方法があります。
それは一度、コーヒーを飲むのを完全に止めてみることです。
コーヒーをよく飲む方はコーヒー断ちしてみてください。
頭痛やぼーっとする感覚がみられるか?
これがカフェイン依存しているかの見極めになります。
カフェインには血管を収縮させる作用があります。
カフェインを摂取すると、初めは血管収縮作用によって集中力アップや活力アップなどの様々なメリットを受けられます。
しかし、毎日のように多量のカフェインを摂取していると血管が収縮している時間が長くなります。
カフェイン摂取を止めると血管拡張が起こり、ぼーっとしたり、頭痛が起こります。
これをカフェインの離脱症状と呼びます。
つまり、カフェイン摂取を止めてみて頭痛やぼーっとするのであれば
「カフェイン依存」している可能性が高いということです。
「カフェイン依存」はメリットなし?
カフェイン断ちをしてみて頭痛やぼーっとする場合はカフェイン依存症の可能性が高いです。
ここまでカフェインに体が依存している場合、もはやカフェインのメリットは享受できていません。
なぜなら、カフェイン摂取することで血管収縮を起こしてやっと通常時に戻るというのがカフェイン依存の状態だからです。
わかりやすく例えると、エナジードリンクを飲んでいないと全然元気がなくなっていて、エナジードリンクを飲んでやっと普通の状態に戻るというイメージです。
欧州では成人で400㎎未満を安全
欧州食品安全機関では成人で1日での摂取量は400㎎までが安全としています。
言い換えれば、1日に400㎎を越えてカフェインを摂取しないでください
ということです。
カフェインはデメリットも多いです。
個人的には、カフェインを積極的に摂取することよりも
「多く摂りすぎないこと」に注意するべきだと思います。
1日にどれくらいまでなら安全か
カフェインを多く摂りすぎないことに注意すべきというお話をしました。
100mL当たりに含まれるカフェイン含有量 です。
上図のように、玉露には多くのカフェインを含んでいるので要注意です。
コーヒー一杯はおおよそ100㎎含んでいます。
単純計算では一日に4杯飲んでも大丈夫ということになりますが、
カフェインは図からわかるように他の飲料水にも多く含まれています。
コーヒーだけで暮らしているわけではないので1日に2-3杯までが無難といえるでしょう。
まとめ
カフェインはメリットがもてはやされていますが、デメリットがあることも忘れてはいけません。
特に「カフェイン依存症」の状態になっている場合は要注意です。
カフェイン断ちをすることで本来の活力を取り戻すことをお勧めいたします。
カフェイン過剰摂取に注意する。
コーヒーなら1日2,3杯までが無難と言えるでしょう。