- 2020年7月18日
「危険な不整脈 心房細動」を学ぶ
ひと言に「不整脈」といっても比較的安全なものもあれば、「危険な不整脈」も存在します。
「不整脈」は心臓疾患でもよく耳にすると思います。
不整脈には多くの種類があります。
今回のテーマは「危険な不整脈」。
その代表は「心房細動」です。
まずのところ自分で簡単に見分けられる危険な不整脈について学びましょう。
まず自分の脈を触れてみよう
脈を触れる機会って日常生活でなかなかないですよね。
どちらの手首でも構いません。
手首に反対の指で(右手首であれば左の人差し指で)触れてみてください。
触れる場所は、写真のように手首の腹側、中央よりやや親指側です。
脈は「規則正しいリズム」ですか?
脈を触れると、トクントクンという拍動を感じると思います。
心臓から血液が拍出されて血管が脈うつため、それを感じているのです。
トクントクンといった拍動は、1秒間に1回くらい、かそれより速いくらいです。
「トクン、トクン、トクン、」
と規則正しいリズムで触れることと思います。
なかには、脈が規則正しいリズムを打たず乱れている方もいらっしゃいます。
簡単に言うと、これが「不整脈」です。
もし、下記のような脈のリズムを認めた場合は、詳しく検査する必要があります。
- 脈が不規則で乱れている
- 規則正しい脈の後に、脈が1拍抜けたりする
- とにかく規則正しくない
脈が不規則で乱れている場合は要注意
脈が不規則だったり、1拍抜けたりした場合、不整脈の可能性が高いです。
不整脈と言っても、特に心配いらないものから、要注意なものまで様々あります。
高齢者によくみられる不整脈
代表は「心房細動」
高齢になるほど脈が乱れる頻度が増えていきます。
つまり高齢者になると不整脈になりやすいと言えます。
不整脈は数ありますが、その代表は「心房細動」です。
心房細動は規則正しいリズムではなく、脈が乱れている状態のことです。
心電図検査をすれば診断できます。
もし脈が乱れているかも、、
と思ったら病院を受診あるいは、かかりつけ医にご相談ください。
心房細動は放っておくと脳梗塞に!?
「脈が乱れて気がするけれど、今は忙しいから後でいいや」
と高を括っていると痛い目にあうかもしれません。
というのも、心房細動を放っておくと脳梗塞になってしまうのです。
心臓の病気なのに脳梗塞??
心房細動の持病を持っていると、血栓ができやすいのです。
心房細動 → 血栓ができる → 脳の血管に飛ぶ → 脳梗塞
という流れです。
そのため、心房細動を正しく診断して治療を受けることが重要なのです。
まとめ
今回のテーマは危険な不整脈を知っておくでした。
不整脈の代表は「心房細動」
これは自分の脈が乱れているかチェックすることで疑うことができます。
ひょっとして、、
と思われた方は、ぜひ早めにかかりつけ医にご相談ください。
不整脈を放置しておくと脳梗塞になってしまうこともある
今回の教訓としてぜひ、ご自身の脈のリズムを確認してみてください。